ゲルソンの考えを知っていただくために
<ゲルソン@サポートステーションより>




1.目指そう健康・快復

    1. 質問:正しいゲルソン療法とは何ですか?
    2. ジュースについてのQ&A

2.生活習慣・退化病の横綱“がん 予防対策にゲルソン

    1. ゲルソン療法の3つの核
    2. 強力な解毒効果“コーヒー浣腸”
    3. 質問:正しいゲルソン療法とは?
    4. コーヒー浣腸の生化学的役割
    5. コーヒー浣腸を実践するにあたってのQ&A

3.免疫力の回復

    1. 正しいゲルソン療法とは?
    2. ゲルソン博士の免疫力強化のポイント5
    3. 免疫力アップの春レシピ

 

 
1.目指そう健康・快復.

ゲルソン療法のベースはナトリウムとカリウムの逆転と知っていましたか。
そのために考えたゲルソン博士の方法が、ナトリウムカット食と、野菜ジュースの大量摂取でした。流れ出したがん細胞を体外に出すためのコーヒー浣腸も必要です。クリーンな身体が病気を寄せ付けない身体です。

昨年12月の大井町「きゅりあん」での“ゲルソンセミナー”で参加者から質問がありました、「1日に何度も作らねばならないジュースがやりきれない」と。
これは、他の食事療法と大きく違うゲルソン療法を理解する点で、抑えておきたいポイントそのものでした。 既に実行されている方は確認事項として、またこれから始められる方にも“ゲルソン治療の根幹”なので理解しやすいように、なぜ、それほどにジュースが重要なのかを説明します。

 ここで、お伝えしたいのは、ゲルソン療法は毎日の食事にこのようなものを食べると、身体にいいよ! と言うレベルではなく、医療現場で行われている、治療に変わるものなので、厳格な数ヶ月があるのは止むを得ないのです。治療と考えずに、嗜好の範囲で、こんなもの飲めないし、作るのも大変と言う入り口から入ると、必ず失敗するでしょう。
自分は治療に向かっているのだと、そして、これを乗り越えた暁には、自分で病気を治療したという大きな喜びと達成感を味わえると夢を描く必要があるでしょう。そのような療法ですので、意識改革が必要です。

質問;正しいゲルソン療法とは何ですか? 
答え;ポイント-栄養成分の生化学的な調和と活性化で、浮腫状態(むくみ)にある病理細胞(正常でないがん細胞)を正常に戻すことです。
方法その1;生野菜・果物ジュースを1日
《230cc/8オンス》13回、毎時間ごとに絞り立てを飲む。

『自然なかたちで食べ物に含まれているビタミン・ミネラル・酵素類が細胞中でイオン(+・-)電位を保っている状態にあってこそホルモン・ビタミン・アミノ酸・酵素を過不足なく機能させることができる。健康な体と生命を保つにはこのことを欠かすことはできない』=マックス・ゲルソン。

結核・関節炎・心臓血管障害・ガンなどの病理で見られる浮腫は、組織内で起こる塩と水の変性が特徴で、細胞内のカリウムが減りナトリウムが増えます。細胞内に水分が増えた細胞浮腫の状態がガンであり、細胞に多量のカリウムを供給することでナトリウム量を抑えていく方策として生野菜・果物ジュースなどに多いカリウムの補給が重要です。細胞外【血液・リンパ液など】のカリウムが8メック【メックは溶液中のイオン濃度を示す単位】を超えると心停止すると言われるが、よほどのことがない限り両者のバランスは崩れないようにコントロールされています。なぜなら腎臓がナトリウムとカリウムのバランスを調整拮抗し生命維持の役割をするからです。ナトリウムが多く浮腫状態にある細胞の快復には、無塩食、1日3ℓ(目安量)のジュースを多量少回ではなく、226g((8オンス)/1回×13回の適量頻回で、細胞内カリウムと細胞外ナトリウムのバランスを常時一定に保つこともポイントとなります。
生まれて半年までの新生児の細胞にはナトリウムが多いために著しく成長するが、大人になるにつれカリウムが多くなります。ところが活発化して増殖をつづけるガン細胞はナトリウムが多い。こんなことからも極力ナトリウムを減らしカリウムの定時補給をしていく必要があるということになるのです。
(食事の実際)
有機(オーガニック)または無農薬など安全な製法の未精製の穀類と季節野菜・果物をジュースやサラダ・おろしなどにして1日の食事量70%を生食で摂る、ビタミン・ミネラル・酵素たっぷり食とする。1日分の野菜目標量は17~20ポンド(7.7~9kg)と言われますが、体格の小さい日本人は5~7kgが適当なのではないでしょうか。
(例)具体的な野菜目安量
人参2kg、りんご3kg、葉野菜4束。
摂取困難と思われる多量の野菜をジュースという消化吸収のよいかたちで摂食すれば消化器にも負担はかけない。寒いこの時期は、体温程度に湯せんされると身体を冷やすことなく、飲みやすいうえに消化吸収も助けます。

ジュースについてのQ&A
Q;1日13回も飲めません、飲まなくてはだめですか?
A;自分のできるだけ、限界までを、目安にされてはいかがでしょう。

Q;有機野菜でなくてはだめですか?
A;できれば、1滴までも体に負担のかからないやさしい食材でと望みたいですね・。
ご近所の農家など、安全が確認できる所から入手されるのも良いですね。

Q;1日分を1度に搾って置いても良いですか?
A;そのつど搾り、直後に飲むのが原則です。
30分後には、活性のある抗酸化力の60%が失われます。
特に青菜のジュースは酸化が早く栄養価の損失が大きいので苦労が水の泡です。

Q;外出に持っていくときの注意点は?
A;人参ジュースにレモンを搾り酸化を防ぐ魔法瓶を滅菌し酸素が混入しないようの口元ぎりぎりまでジュースを入れ、4時間くらいまでなら持ち運び可能です。

Q;ゲルソン博士のお勧めのジュースはありますか?
A;人参ジュース、 人参+りんごのジュース、種々の青菜野菜ジュースです。今後ヘルスレターでも取り上げますので参考にしてください。

Q;水は飲んだほうが良い?
A;摂水で胃酸を薄めてしまうし、最大限に栄養素のジュースで補給したいので水分の供給は勧めていません。

Q;ジューサーは、どのようなものを使ったら良いですか?
A:家電メーカの遠心分離式でない、粉砕/圧搾組み合わせ型がお勧めです。美味しく食材の持ち味が生かされ、栄養素の破壊も少なく、絞れる量も原材料量の65~75%と無駄がありません。
自健会でもジュース好きの会員が、ジュース倶楽部を立ち上げる話がでています(笑)。

ジューサー

 

 


2 .生活習慣・退化病の横綱“がん”
予防対策にゲルソン

最たるものは癌ですが、頑固な湿疹・アレルギー・関節痛・胃腸の不調・うつ・不定愁訴などの困難病対策にもゲルソン理論は応用できます。

ゲルソン療法の3つの核  ①ミネラルバランス ②解毒 ③免疫力回復 

強力な解毒効果“コーヒー浣腸”
前号のジュースに続いて今月は、その2解毒について=ゲルソンセミナーの質問より

「肝臓は体の中の最大の器官であり、その生化学的機能の複雑さと重要性は、他のどんな器官とも比較にならない。だから健康の時も病気の時も、肝臓の状態とそのレベルが体全体の効率を大きく左右する。また肝機能低下は、回復可能なものであり、腫瘍の塊(かたまり)のぐりぐりを体が吸収してしまっても肝臓は回復し働くすばらしい解毒器官なのである」M・ゲルソン。

質問;正しいゲルソン療法とは?  
答え; 
ポイント1-栄養成分の生化学的な調和と活性化で浮腫状態にある病理細胞を回復させることです。(HL149号参照のこと)
ポイント2-主要な器官の機能を修正しながら回復させる事です。

ゲルソン療法の中で最も賛否両論を浴びながらも生命力の回復に大きな力を持つと思われるのが第1のジュースに続き、第2の核ともいえる・コーヒー浣腸。
“浣腸”のイメージのためか、電話相談で苦笑が伝わってきます。ゲルソン療法でがん治療をされている先生の、「食事療法だけではもう一歩という時にコーヒー浣腸で効果が上がる」という体験からも一考の価値ありです。人参・りんご・青菜ジュースをはじめとする食事療法とコーヒー浣腸は2つセットで一対と理解して、先入観から抵抗せずに、ぜひ取り入れて良い結果に結びつけてください。がんの末期の痛み止めの効果もあるこの方法をやらないのは勿体ないといえます。早めの利用が鍵といえます。

コーヒー浣腸のもつ生化学的役割
「体から有害物を追い出し解毒することは最大の重要事で特に治療の初期には必要であり肝臓をノーマルに戻すのには1年~1年半は覚悟せよ」=M・ゲルソン
1 治療の基礎である全身の急速かつ徹底的な浄化を進める。
2 腸内と腸管外とのいろいろな代謝の機能の回復を助ける。
3 浄化された血管を通じてがんの腫瘍や細胞を吸収し排出する。
4 がんを破壊する能力を回復させる、特に、主要な器官である肝臓の機能を回復させる。

実践するにあたってのQ&A

Q;コーヒー浣腸でなぜ?肝臓が修復されるのですか?
A;直腸からコーヒーを注入することで胆汁液を増やし、コーヒー中のパルミチン酸が酵素触媒である※グルタチオンSトランスフェラーゼなどを活性化させ解毒を高めるからです。

Q;効果的に浣腸するにはどうしたら良いですか?
A;「右わき腹を下にして両脚は曲げ腹に寄せ浣腸液をより多く大腸全体に吸い込むために深く呼吸をする。浣腸液は腸内に10~15分留めて置く。私の経験では10~12分のうちに液の中のカフェインは、ほとんど全部体に吸収される。そして、それが肛門の静脈から門脈(解毒に関る静脈) を経て肝臓に達すると、胆汁の生成が増え、胆管が開き、胆汁がたくさん分泌され胆汁液により毒性が浄化される」=M・ゲルソン。 
※この働きを高めるのが前出の、グルタチオンSトランスフェラーゼです。

Q;コーヒー浣腸でなぜ?痛みが消えるのでしょう???
A;あらゆる種類の痛みが緩和できるのは消化管壁を介して透析効果を生むからです。コーヒー液が消化管に留まる10~15分の間、全身の血液は肝臓を3分毎に通過し胆汁液がカフェインを含んだ肝臓を通過するたびに解毒され、痛みの原因となる、腫瘍組織が破壊された結果生じるポリアミン、毒生物と結びついたナイトロジェン、アンモニアなどを浄化してくれるからです。

Q;浣腸器具の取り扱いは難しくないですか?
A;難しくはありませんが、取り扱いに慣れるまで体温程度の白湯で練習されると失敗が少ないでしょう。

Q;浣腸器具はどこで購入できますか?
A;ヘルスレターで掲載している医聖会さんでもお取り扱いがあります。

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Q;1回量はどのくらいで1日何回? 行えば良いのでしょう。
A;1回量は1リットルが目安ですが日本人の体格では600ccぐらいが適量でしょうか。最初は少量から始められてはいかがでしょう。

Q:初めてなんですが、行うタイミングは?
A:一般的には、朝食後の排便を済ませてからが良いのでは。便秘対策ではありませんので排泄物の充分な排泄後に腸がクリーンになった状態で行うのが良いと思います。

Q:浣腸液の作り方を教えて下さい。
A:挽いた有機コーヒー大匙3杯を約1リットルの水に入れて3分煮立てた後20分ほど弱火で煎じ
、濾して、体温程度にさまして使います。わたしは水を足したりお湯を足して温度調節しています。

Q:使用する水は水道水で良いですか?
A:浣腸用、調理用とも、ふっ素、塩素、軟水剤、その他化学物質の含まれない水が望ましいです。

Q:1日分の作り置きは可能ですか?
A:可能です。1度に作っておき、使うときに体温程度に温めて使うと便利ですね。

M・ゲルソン博士は、「がんや重篤な病気の治療を始めてからの1ヶ月間 は、4時間ごと昼夜を問わず、末期がん患者には1日5回を数ヶ月行うと高い効果を生む」と指示しています。ご自身の体の状態に合わせて回数を調節されるのが良いと思います。


3.免疫力の回復”

~ゲルソン療法の第三の核、それは“免疫力の回復”
免疫力とは、私達の体を形成している正常細胞とは異なるがん細胞を排除して病気から守ってくれている“自己防御システム”として備わっている自然治癒力を高める力です。
食べ物で作り、そして作りかえられる
病気に打ち克つ免疫力
私達に備わっている自然治癒力の土台は食べ物で作られます。食べる物と食べ方を工夫して栄養代謝を正すことが免疫力の強化に繋がります。免疫力には、自律神経と生体のリズムも関係しています。体が緊張しているときに働く交感神経や、弛緩しているときに働く副交感神経と生体(快食・快便・快眠)リズムがバランスを保つとき、免疫力は最大の力を発揮します。

正しいゲルソン療法とは?
(平成20年12月のセミナーの質問に答えて・最終回) 

質問: ゲルソン博士の考えを教えてください。
答え; 
ポイント1-栄養成分の生化学的な調和と活性化で浮腫状態にある病理細胞を回復させることです。(HL149号参照のことHL=ヘルスレター)

ポイント2-主要な器官の機能を修しながら回復させる事です。(HL150号参照のこと)

ポイント3-抑えられた免疫力を回復させることです。

「最も基本的な問題は、目に見える症状としての腫瘍の増殖という現象ではない。最大の問題は、病気に対する抵抗力、免疫力、治癒能力が喪失されているということも含め、体全体の代謝がダメージを受けているということであり、がんとは、体の代謝の質を低下させていくような多くの要素が蓄積され、肝臓の働きが次第に阻害された結果、出てくる病気である」 
マックス・ゲルソン(ゲルソン療法創始者)
※がん発生を促進する要素―酵素、ホルモン、免疫、その他防御する力に影響を与えうる因子49 表; 氏家 京子・阿部 孝次訳「決定版 ゲルソンがん食事療法」より抜粋

☆ゲルソン博士の免疫力強化ポイント5

その1;肉体全体の解毒作用を促す
「腫瘍が全部解消され、体の主要な器官が体の”浄化作用“という重要な機能を自力で果たせるようになるまでのかなり長時間に渡って解毒を続ける必要がある。
浄化作用が必要なレベルまで上がらない場合は全身が増え続ける有害物質の犠牲となり肝性脳症にも見舞われる」
※肝性脳症とは、肝機能低下により解毒が充分行われないと血中のアンモニアが増加し脳に作用して起こる異常な精神・神経症状。

その2;消化器官全体の機能を回復させる。
「内臓神経系によってコントロールされている循環器や臓器の働きと共に、最も重要な分泌の機能が回復されてくることにより病原菌が体内で増殖できないのと同じように、正常な代謝機能が、がんのような異常細胞の出現や成長を妨げる」
※代謝とは、食事によって消化器官(胃や腸)から吸収された栄養素のほとんどが門脈(解毒に関わる静脈)という特殊な血管系を経て肝臓に運ばれ、糖質はブドウ糖に、蛋白質はアミノ酸、脂質は脂肪酸とグリセリンとなり全身の組織や細胞に配給され、不用代謝産物は尿として体外へ排泄される。

その3;土壌には生命が必要である。
化学肥料はじゃが芋の中の、でんぷん質・カリウム・燐などを減らし、ナトリウム・塩素・水分を増やして病気にかかり易い危険な要素を増やす。「毒された土壌はがんという退化病を増やすのに手を貸しているだけではない、体の治癒力を低下させるのに一役買っている」

その4;低体温を解消する。
「退化病のほとんどの人は代謝が充分でなく体温が低い。ヨード・カリウム・
ナイアシン・ビタミンCなどを充分摂りエネルギー代謝を万全にする」

その5;免疫力は口から歯から。
「歯や炎症を起こした歯肉が細菌に感染したり、そこから有害なものが発生した
りしないように口内衛生を徹底せよ」    

 

 

~免疫力アップの春レシピ~ (脂肪が少ない生豆を使って)

玄米グリーンピースご飯(4~5杯分)
材料 と作りかた
玄米 2カップに水3カップ(白米の5割り増し)
/グリーンピース(さや付)400g
/だし昆布   10cm  
①グリーンピースはさやから出して固めに茹で手早く冷水にとり、ざるに上げて置く       
②水に出し昆布を入れ米と共に5時間以上漬けてから炊飯器で炊く
※昆布はビタミンB1とモリブデンを多く含む
③炊き上がったらグリーンピースを万遍なく混ぜ“旬の実えんどう”は免疫力強化食品です。 お好みで黒ごまを少しかけていただく。
(グリンピースは大豆とちがい脂肪分が少なく、ゲルソンの勧める豆類である)      

 

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